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カーナビとスマートフォンをWi-Fiテザリングで接続するイメージ
2026.08.10 — Usage Guide

ネットワークスティックなしでナビを通信させる
テザリング設定とiPhoneの自動化

毎週、仕入れた中古ナビの箱を開けて検品しています。サイバーナビでよくあるのが、ネットワークスティックだけ入っていないというパターン。前オーナーが抜いたまま忘れたのか、もともと使っていなかったのか——とにかくよく欠品します。ただ、これで通信機能を諦める必要はありません。ナビがWi-Fi接続に対応していれば、手持ちのスマホのテザリングで代わりができる場合があります。しかもiPhoneなら、毎回の操作まで自動化できます。

01そもそも「通信」でナビは何が変わるのか

大前提として、通信機能がなくてもナビはナビとして普通に使えます。地図データは本体の中に入っているので、目的地を検索してルート案内する——という本来の仕事は、ネットにつながっていなくても問題なくこなします。

通信で増えるのは、まず渋滞情報の精度です。電波で受け取るVICS情報に加えて通信経由でより広い範囲のデータを取得し、回避ルートの精度が上がります。もうひとつが地図更新をナビ自身がダウンロードできること。パソコンやSDカードを介さずに済むので、地図を新しく保ちやすくなります(地図の古さの実害は「地図が古いカーナビ、実際どこまで困る?」に正直に書きました)。あれば快適、なくても走れる。この温度感で読み進めてください。

02通信手段は2つ——スティックか、Wi-Fiか

ひとつが専用のネットワークスティック。ナビのUSB端子に挿しっぱなしにしておく通信モジュールで、サイバーナビ用・楽ナビ用と系統ごとに対応品が分かれています。挿すだけでつながる手軽さが利点ですが、欠品していれば別途購入の費用がかかります。

もうひとつがWi-Fi接続。ナビ側にWi-Fiの機能があれば、スマホのテザリング(インターネット共有)やポケットWi-Fiにつないで同じように通信機能を使えます。追加の機器を買わずに済むのがこちらの利点です。

ここが分かれ道:Wi-Fi接続に対応しているかどうかは世代や機種によって違います。型番だけで判断せず、実機の設定メニューを開いて確認するのが確実です。当店の出品についても、ご質問いただければ実機で確認してお答えしています。

03自分のナビが対応しているかの確かめ方

いちばん確実なのは、ナビの設定メニューに「Wi-Fi」の項目があるかを見ることです。階層は機種によって違いますが、「設定」や「システム設定」の中の通信・ネットワーク関連を探すと見つかります。そこにWi-Fi接続の設定画面があれば対応機、なければスティック専用と考えて差し支えありません。

実機をおすすめするのは、カーナビは同じシリーズでも世代ごとに仕様が変わるうえ、ネット上には型番の似た機種の情報が混在し、調べたつもりが別世代の話だった、が起こりがちだからです。型番の読み方は「サイバーナビの型番の読み方」にまとめています。

04iPhoneのテザリングにつなぐ

対応が確認できたら、接続はシンプルです。

ここでつまずくのが、iPhoneの「インターネット共有」は放っておくとオフに戻るという点。乗るたびにスマホを出して設定を開く操作が毎回発生します。これが面倒で使わなくなる——テザリング方式の最大の弱点でした。

05「オートメーション」で毎回の操作をなくす

この弱点は、iPhoneに標準で入っている「ショートカット」アプリのオートメーション機能で解決できます。「ナビとBluetoothがつながったら、インターネット共有を自動でオンにする」という動作を登録しておけるのです。

ショートカットアプリの「オートメーション」から新規作成し、きっかけに「Bluetooth」を選んで車のナビのデバイス名を指定。実行タイミングを「すぐに実行」にし、アクション検索欄に「インターネット共有」と入力して「インターネット共有を設定」をオンにすれば完了です。これでエンジンをかけてナビとつながった瞬間にテザリングが立ち上がり、ナビ側は登録済みのネットワークへ自動でつなぎにいきます。結果として「乗るだけでつながる」——スティックを挿しているのとほぼ同じ感覚になります。

あわせて作っておくと安心:同じ要領で「Bluetoothが切断されたらオフ」も作れます。降車後もテザリングが立ち上がったままになるのを防げ、バッテリーと通信量の節約に。なおiOSのバージョンによっては実行前に確認の通知が出ることがありますが、タップするだけで済みます。

今回の自動化はBluetoothのペアリング済みが前提です。まだの方は「カーナビのBluetoothでできること」から。

よくある質問

Q. 中古で買ったナビにネットワークスティックが付いていませんでした。必須ですか?

通信機能を使わないのであれば、なくても問題ありません。地図は本体に入っているので、目的地検索もルート案内も通常どおり動きます。通信機能を使いたい場合は、スティックを別途購入するか、Wi-Fi接続に対応した機種ならスマホのテザリングで代用できる場合があります。

Q. ネットワークスティックとテザリング、どちらが良いですか?

手間で選ぶならスティック、費用で選ぶならテザリングです。スティックは挿しっぱなしでつながる手軽さがある一方、本体の購入費用がかかります。テザリングは追加の機器が不要ですが、スマホの通信量を使います。接続のひと手間は自動化で解消できます。

Q. テザリングだとスマホの通信量をどれくらい使いますか?

使う機能によって変わります。渋滞情報の受信は比較的軽い通信ですが、地図データの更新はまとまった容量になります。地図更新だけは自宅のWi-Fiにつなげられる環境で行うなど、機能ごとに使い分けるのがおすすめです。

通信機能やWi-Fi対応の有無も、実機の設定画面を確認してお答えしています。全品検品・初期化済みで発送。

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